よるくまシュッカとあんしんのはな

著者名
エミリー・メルゴー・ヤコブセン(著)中村冬美(翻訳)
発売日 2022年05月31日
価格 1900円+税
判型 A4変
ISBN 9784910053301

 

北欧発のベストセラー寝かしつけ絵本シリーズ、春の新作。

読んであげるだけで子どもは愛情と安心を感じ、深くリラックスした眠りに誘われます。お話の中に(…….)と書かれているところがあります。この部分には、お子さんの名前を入れて読んでください。
本作では、お子さんはシュッカから一粒の種をもらい、一緒に育てます。この種は、子どもたちのお話を聞いて美しい花へと成長します。この花は子どもたちの自尊心を表しています。悲しい時、つらい時にこの花を思い出すことで、お子さんは安心し、自信が持てるのです。

【推薦コメント】
現代人にピッタリの作品です! 慌ただしい生活環境の中で、寝る前もスマホやインターネットでデジタルマインドの交感神経優位になってしまう毎日。寝る前に、まず息を吸ってから、『よるクマシュッカ』の「ふゎーあ」を感じることで、とてもココロの癒しと自分自身を感じることができます。大人からお子さままで、たくさんの方に触れて欲しい作品だと思います。
ケン・ハラクマ(インターナショナルヨガセンター代表)

お子さまの名前を呼びかけるリフレインと、キーワードの「ぴったりくっつく」は安心をもたらします。もうひとつのキーワード「いいにおい」は、心の脳とも呼ばれる大脳辺縁系への入口です。交感神経が活動を低下させ、副交感神経が活動を高める条件が整っています。寝る前のルーティンとしてお勧めです。
神山潤(日本睡眠学会理事/子どもの早起きをすすめる会発起人)

【モニターになっていただいたご家族からの声】
生後8か月の息子に読み聞かせています。これまで絵本を使った寝かしつけを何度も試しましたが、紙に興味を持ち、触ろうとしてしまってよけいに目を覚ませてしまうため、歌ったり、詩を暗唱したりと工夫していました。しかし、なぜか『よるくまシュッカ』だけは、読み聞かせに集中して可愛いシュッカの世界にうっとり。後半を読むころにはウトウトし出すので、静かな優しい声で囁いています。
さらに、効果があったのは息子の寝かしつけだけではありませんでした。『よるくまシュッカ』を読んでいると、父親の僕も心が安らぎます。言葉と呼吸に身をまかせることで、愛情が溢れ出してきます。どんなに忙しいときでも、心が元あった場所に戻ってきます。それは、『よるくまシュッカ』が「語りかけ」の絵本だからだと思いました。読み聞かせていると、いつの間にか僕自身がシュッカになって息子に語りかけている。だからこそ、息子が安眠してくれるのかもしれません。第一子を育てる新米父親の僕と息子とのコミュニケーションが、より親しいものになりました。
「シュッカのぬいぐるみがあるといいね」と、妻とふたりで話していました。我が家では息子だけでなく、妻と僕もすっかりシュッカの大ファンになっています。
生後8か月の息子と暮らす宮崎智之さん(東京都、作家)

「シュッカをよむと、ねむくなっちゃうんだあ」
そう言いながらもうれしそうに絵本を持ってきます。
シュッカと一緒にあくびのマネをしたり、横になったり、
まくらをふかふかのお腹に見立てたり。
「シュッカにあいたいなあ」
にこにこしながらぎゅっと目をつむり
そのまま眠ってしまう姿を見ていると、
もしかしたら夢で会ってるのかなと思わずにはいられません。
3歳の娘と暮らす田中裕子さん(東京都、ライター・編集者)

寝る時間になると「くまさん読んで〜」と自分から『よるくまシュッカ』を読んで欲しがるようになりました。
読み始めると、すぐにおやすみモードに切り替わります。
寝つきが悪い時期なのでとても助かっています。
ただ寝かしつけるのではなく、この絵本を読む中で、娘を大切に思っていることを伝えられれるのも素敵でした。
毎日ちゃんと伝えたいのについ忘れがちなポジティブな言葉をかけてあげれるので、娘はとても安心するし、僕たち親も寝る前にリラックスすることができました。なんだか僕も寝つきが良くなったようです。
これからも毎晩読むようにしたいと思っています。
2歳5か月の娘と暮らす稲泉広平さん(東京都、出版社勤務)

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ママとパパへ

お子さんにこの本の読み聞かせを始める前に、シュッカについてご紹介したいと思います。

シュッカは、とても愛情深い、思いやりのあるくまです。子どもたちのところにやってきて優しくだっこします。

お話の中に(…….)と書かれているところがあります。
この部分にはお子さんの名前を入れてください。複数のお子さんに読む時には「みんな」に変えてもいいですし、ひとりひとりの名前を呼んであげてもいいでしょう。

お話の間には、こんな言葉が入っています。
ふゎーあ や んーん など
シュッカといっしょにあくびをし、満足そうな声を聞かせてあげてください。
ママやパパが自分なりの擬音をつけ加えたら、さらにおだやかなふんいきが生まれて、お子さんが気持ちよく眠りへとさそわれるでしょう。

(はなから いきを すって、はきます)
ふゎーあ
と書いてあるところでは、花のにおいをかいでいるつもりになって、深く呼吸をしてください。

お子さんはシュッカから一粒の種をもらい、一緒に育てます。
この種は、子どもたちのお話を聞くと喜んで、美しい花へと成長します。
この花は子どもたちの自尊心を表しています。悲しい時、つらい時にこの花を思い出すことで、お子さんは安心し、自信が持てるのです。

絵本の中でシュッカは、お子さんが話しやすいように質問をします。そしてお子さんの答えをのんびり待ちます。もしお子さんがよい言葉を見つけられない時には手伝ってあげてください。質問が多すぎると感じたら、いくつか選んでください。ママやパパが質問を考えてもいいでしょう。

声の大きさを保って、ゆっくりと読み聞かせをしてください。すると、さらに穏やかでくつろいだねんねの時間になるでしょう。

絵本を読んでもらって、子どもたちが静かな気持ちになり、ママやパパと一緒に幸せなひとときをすごすことができますように。シュッカのふわふわの腕の中で……。

星の森への楽しい旅を。

エミリー・メルゴー・ヤコブセン